宇部市文化財

紙本着色恒石八幡宮縁起絵巻


施設名紙本着色恒石八幡宮縁起絵巻
説明上巻(縦35.2cm、全長17.45m)、下巻(幅35.1cm、全長15.46m)で、木箱に納められています。下巻巻末の奥書から、この絵巻は棚井村八幡宮の神主源員義が願主となり、1478年(文明10年)に製作されたことがわかります。絵の全ての輪郭にヘラの跡が残っており、他の絵巻を上敷きして写し取った可能性があります。市内に残る八幡縁起絵巻の中で、製作年代が最も古く、願主、画人、詞書の筆者が明かな例として貴重です。恒石八幡宮は、社伝によれば7世紀頃、厚東武基が宇佐八幡宮の御神体を海中から取り上げ仮殿に安置し、後に霜降城の鬼門にあたる現在地へ遷されたといいます。
カテゴリ市指定文化財
サーブカテゴリー絵画
指定日1979-04-04
管理者恒石八幡宮
場所山口県宇部市厚東棚井
製作室町時代