王子権現鰐口 施設名 | 王子権現鰐口 |
説明 | 総径28.4cm、鼓面径25.8cm、厚さ9.4cm。青銅製。中型で、鼓面の膨らみの少ない扁平な鰐口です。目の突き出しや唇の幅もこの時代の鰐口としてはかなり大きく、他に例を見ない作風です。銘帯には、1409年(応永16年)、白松庄権現宮に奉納と刻まれています。「風土注進案」によれば、王子権現は751年(天平勝宝3年)に古尾に八幡宮が鎮座される以前からあった古社で、白松庄(岐波・阿知須・佐山一帯)の総鎮守であったといいます。当時は社運も盛んで、白松庄の里人の崇敬を受けていたことがわかります。鰐口は社寺の堂の軒下に吊され、参拝者が祈願のために打ち鳴らす金属製の信仰用具です。 | カテゴリ | 市指定文化財 | サーブカテゴリー | 工芸品 | 指定日 | 1978-04-10 | 管理者 | 王子自治会 | 場所 | 山口県宇部市東岐波王子 | 製作 | 室町時代 |
|
|
|