宇部市文化財

恒石八幡宮文書


施設名恒石八幡宮文書
説明社領田畑に関する宛行状、田地譲状など2巻11通からなり、中世の在地構造を理解する上で重要な資料です。「厚東義武宛行状」は、1368年(正平23年)に義武が恒石八幡宮の大宮司に任命して、厚東吉見の僧膳田の知行を認めたもので、厚東義武の数少ない文書例として貴重です。厚東義武は、1358年(正平13年)大内弘世の攻撃により豊前国に逃れましたが、勢力を盛り返しいったんは長門国を回復しかけます。この「宛行状」はこれを裏付けているように思われますが、宛行状が効力を発揮したかどうかは疑問が残ります。
カテゴリ市指定文化財
サーブカテゴリー古文書
指定日1979-04-04
管理者個人
場所山口県宇部市厚東下岡
製作南北朝時代