松崎古墳出土品 施設名 | 松崎古墳出土品 |
説明 | 厚東川河口を望む藤山松崎の標高30mの丘陵上に築かれた円墳で、古墳時代中期(4世紀後半)のものと思われます。古墳の直径は約27mと推定され、内部には大型の組合式箱式石棺がありました。石棺は厚さ約20cmの花こう岩で構成され、長さ約3m、幅約1mで、内側は赤く塗られていました。出土品には、日本製の青銅鏡(三角縁神獣鏡1、内行花文鏡1、四獣鏡1)、装身具(勾玉9、碧玉製管玉14)、農工具(鉄斧、鉄鎌、鉄鍬先)、武器類(鉄剣1、鉄刀3、鉄鏃)などです。特に、三角縁神獣鏡の副葬から、埋葬者が畿内の大和政権と深いつながりがあったことが伺われます。また装身具の琥珀製勾玉は県内でも珍しい大型の逸品です。これらの出土品は、剣・玉・鏡という古墳の副葬品のセットとして資料的な価値があります。なお、石棺は附設資料館横に移設されています。 | カテゴリ | 県指定文化財 | サーブカテゴリー | 考古資料 | 指定日 | 1986-10-24 | 管理者 | 宇部市 | 場所 | 山口県宇部市大字船木361-6 宇部市学びの森くすのき | 製作 | 古墳時代中期 |
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